新潟は第5節(22、23日)、連勝を狙って横浜とアウェーの神奈川・横浜国際プールで戦う。攻守に調子を上げているF遥天翼(28)が要だ。

 遥は多彩な役割を練習からきっちりとこなす。外国人選手が2人コートにいるときはアウトサイドにポジションを取って3点シュート。1人のときは194センチの体を張ってリング下の攻防に時間を割く。

 「状況によってやることがまったく違う。やはり難しいです」。自らに向ける視線は厳しいが貢献度は成績に表れている。前節の三遠戦の初戦(15日)、10得点と今季初の2ケタ得点をマーク。2戦目は4得点だったが、ファウル4つと、自分を犠牲にしてインサイドの守備に尽力した。「得点は取れてきたし、守備もまずまず。でも、もっとできる」と満足はしていない。横浜戦の初戦は今季初の連勝がかかる。そのためにも、「チャンスではきっちり得点して、要所を守る」ことに徹する。

 体調管理は万全だ。練習後は、長岡市内の温泉に立ち寄って疲れを癒やす。食事は里英夫人(25)の手料理。栄養分を考えて毎食7、8品目を用意してくれる。「2勝して新潟に戻って来たい」。アウェーで連勝を伸ばし、自身、チームにさらに勢いをつける。