女子SPで、三原舞依(17=神戸ポートアイランドクラブ)が65・75点で2位につけ、華々しくGPシリーズデビューを果たした。

 冒頭で得点の高い3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプを決めると波にのり、流れるように要素をつないでいく。ミスは最後の3回転フリップで着氷が傾いたぐらい。滑り終えると笑顔の口元を両手でおさえた。「うそー、という感じ」と点数、順位ともに満足の結果だった。

 昨年12月に出場したジュニアGPファイナルの直後に「若年性特発性関節炎」を発症。関節が突然痛む病で、今でも朝起きた時や天気が悪いときに痛みを感じることがある。月1回の点滴治療をしながら練習する苦労はあるが、その分スケートをやれる喜びは増した。GPの大舞台でも緊張とは無縁で「ここに立てるのが幸せ」とのびのび滑りきった。