GPデビュー戦の三原舞依(17)は2位と好発進した。

 三原が華々しくGPデビューした。強みは力みのない軽やかなジャンプ。最初の3回転ルッツ-3回転トーループの難しい連続技を決めた。最後の3回転フリップで着氷が傾いたものの伸び伸びと滑りきり、自己ベストを更新。「うそー、という感じ」と両手で口を覆い、初々しく喜んだ。

 昨年12月に出場したジュニアGPファイナルの直後に「若年性特発性関節炎」を発症。関節が突然痛む病で、約4カ月氷上から離れた。今でも朝起きた時などに痛みを感じることがあり、月1回の点滴治療を受けている。憧れの大舞台で「スケートが大好きだし、滑れて幸せ」と実感。フリーでは「シンデレラになりきって滑りたい」と勢いそのままに表彰台を狙う。