秋田に正念場が訪れている。東北のライバル仙台に手痛い2連敗を喫した。

 仙台は外国人選手を含む主力2人が負傷欠場。戦力的には優位と思われたが、得点を重ねられない。頼みの綱の田口成浩主将(26)も執念深いマークで自由に動けず、完全に抑え込まれた。前半は33-29のリードで折り返すも、後半第3クオーターにイージーミスを連発。自滅に近い形で流れを渡し、逆転負けとなった。

 田口は「仙台の徹底した守備にイライラしていたし、今回負けたのは策略にやられたという感じ」とうなだれた。今後の改善点については「いろんなことを変えたい。全員が勝ちにこだわっていかないと。自分たちが勝つにはどうしたらいいかというのを理解して、自分たちの考えというのは二の次に、チームのためにというのを意識してプレーしないと。メンタルを変えていきたい」と前を向いた。

 長谷川誠ヘッドコーチ(45)は「メンタルのもろさがモロに出た試合。厳しい状況であるが、残り50試合、気持ちを切り替えてやっていきたい」と立て直しを誓った。