神戸大が同大に逆転勝利し、今季初白星を飾った。

 第1クオーター(Q)にFGで先制され、リードされたまま第4Qを迎えた。4分33秒、K田中政行(3年)の26ヤードFGで同点に追いつくと、8分37秒にQB福嶋賢悟(2年)からのロングパスをWR井上拓也(2年)が敵陣20ヤード付近で捕球し、そのままゴールラインまで駆け抜けて勝ち越した。さらに9分40秒にはQBのポジションについた井上が9ヤードTDランを決めた。

 「今日はQB、WR、RBとして出場した井上を中心にしたゲームプランだった。福嶋と井上はまだ2年。将来性がある」と田中彰監督(45)。福嶋は逆転の53ヤードTDパスについて「無心で投げ込んだ。練習も含めて最もきれいに決まった」と満足げだった。井上は「第3Qまで苦しかった。ディフェンスなどが頑張ってくれて、やるしかないという気持ちだった。活躍できてうれしい」と笑顔で振り返った。