昨季のフィギュアスケートグランプリ(GP)ファイナル銀メダリスト宮原知子(18=関大)が25日、今季のGPシリーズ自身初戦となるカナダ大会(日本時間29~31日)に向けて大阪・伊丹空港を出発した。

 今月1日のジャパン・オープン(フリーのみの大会)では143・39点の2位。大きな構成の変化はないが、細かい振り付けに手を加え「調子はいいので、後は気持ちをしっかり持つこと。向こうに入っていろいろな調整をするだけです」と明るい表情で語った。

 カナダ大会には昨季のGPファイナルと世界選手権の2冠に輝いた16歳のメドベージェワと、15年度の世界選手権優勝トゥクタミシェワの強豪ロシア勢も参戦。いきなりの直接対決となる。宮原は「メドベージェワ選手とはジュニアのころから一緒だけれど、1度も勝ったことがない。絶対にいつかは勝ちたいと思ってきた。楽しんで、自分の実力を出したい」とキッパリ。アイスショーなどでは英語で会話するというライバルとの、競演を待ちわびた。