世界ランキング5位で第3シードの錦織圭(日清食品)が、同38位のパオロ・ロレンツィ(34=イタリア)をストレートで下して準々決勝に進出した。

 第1セットは、錦織が主導権を握りながら攻めきれない苦しい展開が続いた。6度のブレークポイントを取りながら、1度も決められずタイブレークにもつれた。タイブレークでは6-3から、バックハンドでロレンツィの脇を抜く鮮やかなショットを見せ、1時間を超える長いセットを制した。

 錦織は勢いをつかんだか、第2セットの第3ゲームでこの試合初めてのブレークに成功。第7ゲームもブレークし、そのまま押し切った。