国際オリンピック委員会(IOC)は26日、2008年北京五輪のドーピング再検査で6人のメダリストを含む9人の違反が新たに見つかったと発表した。レスリング男子フリースタイル74キロ級2位のソスラン・ティギエフ(ウズベキスタン)や重量挙げ女子53キロ級3位のナターシャ・ノビカワ(ベラルーシ)ら全てのメダルは剥奪される。

 重量挙げ男子85キロ級2位のアンドレイ・リバコ(ベラルーシ)、同女子75キロ超級2位のオルハ・コロブカ(ウクライナ)、レスリング男子フリースタイル96キロ級2位のタイムラズ・ティギエフ(カザフスタン)、陸上女子3000メートル障害3位のエカテリーナ・ウォルコワ(ロシア)も違反が発覚した。

 IOCは最新の分析技術を用いて北京、ロンドン両五輪の検体を再検査している。