世界5位で第3シードの錦織圭(26=日清食品)が同42位のフアンマルティン・デルポトロ(28=アルゼンチン)を7-5、6-4のストレートで下し、準決勝に進出した。過去の対戦成績は錦織の4敗で、直近では12年ロンドン五輪準々決勝で敗れるなど、過去に1セットも奪うことができていなかった苦手の相手に雪辱を果たした。

 第1セットは長いラリー、ジュースにもつれるゲームが多く、このセットだけで1時間を超えた。第7ゲームで錦織が5度のブレークポイントを逃すなど、互いに我慢比べとなった。第11ゲームで錦織が先にブレーク。7-5でこのセットを取った。

 第2セットでは、疲労の見えはじめたデルポトロを攻め、錦織が第3ゲームで早々にブレーク。その後デルポトロが再三ブレークポイントのチャンスをつくったが、錦織がしのいで1度もブレークを許さず、粘り勝った。

 準決勝では、世界37位のミュラー(33=ルクセンブルク)と対戦する。過去の対戦成績は錦織の2戦2勝。