女子ショートプログラム(SP)5位と出遅れた宮原知子(18=関大)が、フリーで126.84点の3位となり、合計192・08点で3位に食い込んだ。

 全体的に勢いがなく、小さくまとまってしまった前日のSP後は悔し涙を流したが、この日のフリーでは「自信をもって滑れた」。テーマである「強い女性」を、強弱をつけて見事に演じきった。

 すべての要素をミス無くなこなしたかに見えたが、ジャンプの回転不足や踏み切り違反の疑いなど厳しく採点された。特にステップは、ルール違反とみなされ0点。これまで1度も0点の経験がなかっただけに「びっくりした。理由を理解して次につなげたい」と困惑。

 指導する浜田美栄コーチも、「1つの要素(の点)がまるまる無くなるのは痛い。日本で何人ものスペシャリスト(技の判定をする)にチェックしてもらい、今季の2戦でもいい得点をもらっていた。次のNHK杯までに誰が見てもいいように、修正したい」と話した。