日本自転車競技連盟は10月31日、都内で会見を開き、トラック競技(短距離)強化育成の新体制を発表した。4年ぶりに復帰した中野浩一選手強化委員長のもと、東京五輪でのメダル獲得に向けて外国人コーチを招くことになった。

 フランス出身のブノワ・ベトゥ氏(43)が短距離ヘッドコーチに、オーストラリア出身のジェイソン・ニブレット氏(33)が同アシスタントコーチに就任した。ベトゥ氏はリオ五輪で中国代表のヘッドコーチを務め、女子チームスプリント金メダル獲得に導いている。同氏は「日本のトレーニングメソッドは時代遅れ。修正したい」。来夏以降はコーチと代表選手が伊豆で共同生活を行い、集中的に強化する見通しだ。