リオデジャネイロ五輪柔道女子70キロ級金メダリストの田知本遥(26)が1日、大阪市内のホテルで所属するALSOKの五輪日本代表選手報告会に出席した。

 報告会前の記者会見では「リオに向けては『死んでも良かった』というところまで追い込んだ。(20年東京五輪を目指すなら)それを超えるようなことをしないと、同じことをしても勝てない。簡単に『よし!』とはいかない」と迷える胸中を明かした。

 五輪後は多忙を極め、現在も道場に向かうのは週2回程度。1つの指標は「柔道をやり込んでどう思うか。いけるのか、きついのか。自分自身も知りたい」と言う。年内には身の振り方について、何らかの意思表示を行う見込み。報告会では出席した約730人の参加者から、大きな拍手を受けていた。