世界4位で第5シードの錦織圭(26=日清食品)が、同28位のビクトル・トロイツキ(30=セルビア)をストレートで下し、ツアー通算300勝を達成した。

 第1セットは錦織が圧倒した。サーブ、リターンともに好調で第5、7ゲームでブレーク成功。守ってはブレークポイントすら1度も許さず、6-2で先取した。第2セットでは錦織がブレークすれば、トロイツキがすぐに追いつくという展開に。なかなか突き放せなかったが、第11ゲームでブレークし、7-5で押し切った。

 錦織は「ボールがコントロールしづらかった。もう少しコートだったりボールに慣れたい。これからもっといいテニスができるように、これからもっと強い相手も出てきますし、レベルを上げてプレーしたい」と振り返った。

 300勝は歴代では153人目。現役では27人目で、上位26人は全員、錦織より年上となる。

 3日に行われる3回戦ではジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦する。