来春からバレーボール男子日本代表監督に就任する中垣内祐一氏(49=プレミアリーグ堺部長)が11日、堺市内で報道陣の取材に応じた。

 9日に島根・浜田市内に住む堺の内定選手の家族へあいさつに向かう途中、広島県内の高速道路上で警備員の男性(41)をはね、重傷を負わせていた。中垣内氏は10日夜に帰阪。主な一問一答は以下の通り。

 -事故の詳しい状況は

 中垣内氏 現在警察で捜査中ですので、詳細についてはこちら側からコメントすることはできないと考えております。ただ、警察の捜査にはきちっと協力しているところです。

 -今回、業務で社用車を使ったが会社のコンプライアンス上、公共交通機関を使うなどのルールはなかったのか

 中垣内氏 通常、公共交通機関を使って仕事をしますが、今回は交通の便がそれほど良くないのと、次の日の帰阪時のことも考え、社用車を使用しました。

 -社の規定に違反はないのか

 中垣内氏 そういう風に考えております。

 -代表監督についてはどうするのか

 中垣内氏 やめるか、やめないかということも含めまして、自らのことを考える状況にないです。まずは被害者の方への、誠心誠意の対応が急務だと思っております。

 -事故前日まで東京と多忙だったが、事故当日の体調は

 中垣内氏 体調は決して悪いわけではありませんでした。

 -過去の女性問題や今回の事故を、代表監督内定者としてどう捉えるのか

 中垣内氏 女性問題は正直、代表監督とは関係ないと考えますが、今回の事故は指導者にあるまじき行動であったと考えます。そこについては心よりおわび申し上げたいと思います。

 -被害者の方に対して今後できると考えることは

 中垣内氏 まずはきちっとした訪問とおわびです。

 -被害者の方本人とはまだ面会していないのか

 中垣内氏 まだ昨日、訪問しただけなのでそうです。ちょうど、ご家族以外に面会できる状況になかったものですから、ご家族様におわび申し上げました。

 -(20年東京五輪の会場を)有明アリーナにすることを望む会見があったが、そこへの影響は

 中垣内氏 正直、私では現在わかり得ないものだと考えます。影響があれば、おわびすることしかないと思います。

 -一昨日(9日)に事故、2日後に会見。対応が早いと思うが誰の判断か

 中垣内氏 記者の方から会社への問い合わせ、あるいは協会への問い合わせが多数あったと聞いておりますし、私としても自らの口で(話すために)一刻も早い会見が必要だと考えました。