京産大が完封勝ちで3連勝とし、3勝2敗で上位3校に権利がある大学選手権出場に弾みをつけた。

 前半10分に相手陣22メートル中央で相手スクラムを押し込みボールを奪取。そのまま速攻を仕掛け、フランカー真野拓也主将(4年)が先制トライを決めた。そこからはゴール前で何度も相手の猛攻をしのぎ、計9トライで突き放した。

 この日も伝統のスクラムとモールが健在。ラインアウトからのモールで3トライを奪った。マイボールのラインアウト獲得率は100%。大西健監督(66)は「今週はラインアウトばかりをやってきた。これからはトーナメントのような戦いになる。大学選手権に向けて1つも落とせない」と快勝にも気を緩めることはなかった。

 次戦は20日。13日に摂南大戦を控えているが、同じく2敗をキープしている近大とぶつかる。15年W杯イングランド大会日本代表ロック伊藤鐘史(神戸製鋼)の弟で、フル出場したロック伊藤鐘平(1年)は「来週は大きなヤマ場になる。しっかり勝って、絶対に大学選手権に行けるようにしたい」と力を込めた。

 関学大は1勝4敗となった。