世界5位の錦織圭(26=日清食品)が18日(日本時間19日)、ロンドンで行われているATPツアー・ファイナルで2年ぶりの準決勝に進出した。この日行われた1次リーグA組アンディ・マリー(29=英国)-スタン・バブリンカ(31=スイス)戦にマリーが勝利し、錦織は最終戦を待たずに同組2位が確定した。

 錦織は初戦でバブリンカにストレート勝ち、2戦目のマリーにはフルセットの熱戦の末に敗れここまで1勝1敗。日本時間19日の早朝に、グループ最終戦でマリン・チリッチ(28=クロアチア)との対戦を控えている。

 準決勝はB組1位のノバク・ジョコビッチ(29=セルビア)との対戦に決定。19日(日本時間20日の午前5時以降)に組み込まれた。錦織はジョコビッチとは過去2勝10敗。今季は全豪オープンの準々決勝でストレート負けするなど、5戦全敗している。直近では7月のロジャース杯決勝で対戦し、ストレート負けだった。準決勝のもう1試合はマリーとミロシュ・ラオニッチ(25=カナダ)が対戦する。

 錦織はファイナル3年連続の出場で、初出場の14年は準決勝でジョコビッチに敗れた。昨年はグループリーグで敗退している。