天理大初のフィジー人となるフランカーのフィリモニ・コロイブニラキ(4年)が無傷の6連勝に貢献した。前夜は午後11時過ぎ開始の日本-フィジー戦を寮でテレビ観戦。母国フィジーの勝利を最後までしっかりと見守り「(フィジー代表に)友達が6~7人いるんだ」と笑った。0-5の前半7分にはタックルを受けながら、得意の「オフロードパス」でSH藤原恵太(4年)の同点トライを演出。寝不足? を吹き飛ばす活躍にも「今日は(チーム全体に)ミスが多かった。来週に向けて練習を頑張りたい」と謙虚な姿勢を見せた。

 12月3日の最終節では、同じく6戦全勝の同大と対戦。勝った方が優勝の大一番を迎える。来日し4年目の男は「大学選手権に向けて、1人だけじゃなくチームで頑張りたい」と日本語で言い切った。この日もスクラムトライあり、モールでのトライありと強みを出した天理大FW。その軸として、4年ぶり優勝へフル回転する。