日本バスケットボール協会は1日、都内の事務所で会見し、長谷川健志ヘッドコーチ(56)の11月30日での退任と、2020年東京五輪へ向け新しいヘッドコーチを招へいすることを発表した。14年に就任した長谷川HCは、18年3月までの任期だったが、今年6月に就任した東野智弥技術委員長(46)と協議の上、東京五輪へ向け新たな体制を一刻も早く築いていくために任期途中での退任で合意した。

 協会は、東野技術委員長を中心に、新たなHCを複数の外国人に絞り選定中。来春か、遅くとも8月までには決定したいとしている。HC不在の間は、12月、来年1月の国内強化合宿、来年5月か6月開催の東アジア選手権の指揮は、協会技術委員会アドバイザーに就任したルカ・パヴィチェヴィッチ氏(48=セルビア)が執る。

 退任した長谷川前HCは「日本協会側から新体制でスタートしたいという提案を受け入れた。志半ば、多少悔いは残るが、これまで代表に呼んだ四十数人の候補のすべての選手たちが代表選手として高いモチベーションを持って参加してくれたことに感謝したい。コーチングスタッフや選手が団結して日の丸のプライドを持って1戦1戦を戦ってくれたことが私の誇り」と語った。