女子57キロ級で連覇を果たした芳田司(21=コマツ)は「講道館杯で負けていたので、勝つことができてうれしい」と話した。決勝はその講道館杯で敗れた宇高菜絵(31)と対戦。互いを知り尽くした同門対決は9分41秒もの大激戦。最後は相手の指導でリベンジを果たし「体力的にもきつかったけれど、意地でギリギリ勝てた」と振り返った。

 肘や足首などのケガに悩まされ「練習が十分にできなかった」が、準決勝ではリオデジャネイロ五輪銀メダルのドルジスレン(25=モンゴル)に勝利。リオ五輪銅メダルの松本薫(29=ベネシード)が休養している間の優勝に「結果ではアピールできたと思う」と話していた。