3年ぶり3度目の優勝を狙う鹿屋体大が、最多30度目の優勝を目指した日体大を3-2で下し、3年ぶり5度目の決勝進出を果たした。フルセットの激戦を制し、浜田監督は開口一番「おもしろかった。選手がこんなにやると、ベンチは関係ない」と言って笑った。

 主将の秋山愛海を中心に4年生が躍動した。浜田監督は「坂東(可菜=4年)が要所要所で点を取ってくれた。みんなが与えられた仕事をし、チームが毎日たくましくなっている」と、今大会を通じた選手全員の成長に目を細めた。

 スパイクやサービスエースを決め、勝利の立役者となった坂東は「みんながつないで、みんなが上げてくれたボールなので思い切って打った」。そして、「明日の相手はブロックが高いが、全員バレーで攻める気持ちでいく」と、優勝候補筆頭の筑波大との決勝戦を見据えた。

【女子準決勝】

 鹿屋体大3(23-25、27-25、25-15、23-25、15-11)2日体大

 <主催>日本バレーボール協会、全日本大学バレーボール連盟、朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社、ジェイ・スポーツ<特別協賛>三基商事