関学大が立命大を振り切って、2年ぶり50度目の甲子園ボウル出場を決めた。

 関学大は第1クオーター(Q)にK西岡慎太朗(4年)の2本のFGで先制。第2QはRB野々垣亮佑(4年)が2TDを決めて20-0で前半を折り返した。後半はリズムを取り戻した立命大に、第4Q序盤に3点差に迫られたが、第4QにRB加藤隆之(4年)のTDランで突き放した。

 鳥内秀晃監督(58)は「ランナーが個人技を発揮してくれるようになったのが大きい。みんなうまいこと走るようになったなあ」と選手の成長を実感していた。

 2年ぶりの甲子園ボウル出場を決めた山岸明生主将(4年)は「なんとかここまで来られてホッとしているのが正直なところ。しんどい試合を勝ちきることでファイターズが進化していることを見せられた。このチームはまだまだ成長すると思っている」。安堵(あんど)しながらも2週間後の甲子園ボウルに気持ちを切り替えていた。