バレーボール男子日本代表のエース石川祐希(20=中大)が5日、来春までプレーするイタリア1部リーグのラティーナへの合流を前に、都内で会見を行った。同リーグでのプレーは1年時にモデナに約3カ月間所属して以来2季ぶり。20年東京五輪の主軸として期待されるホープは「試合に出る強い意志を持って、精いっぱい戦ってきたい」と力を込め、スタメン獲得、ファイナル出場、イタリア語の習得を目標に掲げた。

 ラティーナからの期待も高く、世界トップレベルで経験を積める可能性は高い。大学卒業後の進路にも注目が集まるが「今回通用すると思えれば、プロでやっていくという考えも出てくる。そういう意味でもイタリアが鍵になってくる」と重要な武者修行にしたい思いを強調した。今日6日に出発する。

 ◆石川祐希(いしかわ・ゆうき)1995年(平7)12月11日、愛知県岡崎市生まれ。小4で競技を始め、愛知・星城高では2年連続3冠を達成。14年に中大に進学。同年9月のアジア大会(仁川)で日本代表デビュー。ポジションはウイングスパイカー。191センチ、80キロ。血液型AB。