GPファイナルで史上初の4連覇に挑む羽生結弦(ANA)は、現地入り直後の7日に22歳の誕生日を迎えた。

 羽生は、6日夜にマルセイユの空港に到着。トラブルによる到着遅れにも動じず、22歳の誕生日を迎えた7日未明に取材に対応した。

 昨季GPファイナルでは世界歴代最高得点をマークし、史上初の3連覇を達成。それに比べ今回は「4連覇という言葉に実感がない」という。昨年感じていた「史上初」への緊張感、その直前のNHK杯で出した歴代最高点を超えたいという重圧はない。早くピークが訪れた1年前とは違い、今季は11月末のNHK杯でやっとSP、フリーともに手応えをつかめた。「記録を伸ばせる機会があることにわくわくしている」と楽しみながら臨む。

 2年連続世界王者のフェルナンデスだけでなく、成長著しい宇野との今季初対決も注目されるが「昌磨とはゲームの話をしたい。それぐらい」と笑ってけむに巻いた。