スピードスケートW杯第4戦のヘーレンフェイン大会(オランダ)第1日は9日、当地であり、女子短距離エースの小平奈緒(30=相沢病院)が女子500メートルを37秒69で制し、開幕から出場大会4連勝を飾った。前週のカザフスタン・アスタナ大会は欠場。国内で調整しながら、昨季まで2年間拠点にしたオランダでのW杯に備えていた。

 勢いが止まらない。先月11日からの開幕戦ハルビン大会で五輪連覇の李相花(韓国)を抑えて連勝。同20日の長野大会でも37秒75と自身の国内最高と同タイムで優勝し、五輪種目のW杯では黒岩彰、清水宏保に続く日本人3人目、女子では初の3連勝を実現。海外の強豪が集結したオランダでも好調を持続した。「連勝の重圧はない。課題はあるし、上しか見ていない」と話していた通り、攻めの滑りで4連勝。日本のエースがスケート王国で、実力を証明した。