全国高校ラグビー(27日開幕、大阪・花園ラグビー場)に出場する「東の横綱」こと、桐蔭学園(神奈川)の壮行会が9日、横浜市で行われ、藤原秀之監督が闘志を燃やした。

 ラグビー部のOBらを前に藤原監督は「初戦をしっかりと勝利し、単独優勝できるようにチーム一丸となって戦いたい」とあいさつした。東福岡(福岡)と決勝で引き分けて優勝を分け合った11年大会以来の6年ぶりの全国制覇を目指す覚悟だ。

 Aシードの同校は30日の2回戦から登場。高松北(香川)と流通経大柏(千葉)の勝者と対戦する。

 昨年大会は準優勝して、大阪に18泊した。進学校としても有名な同校だがテスト期間も終了した。「やっとエンジン全開で全員で練習に取り組める。大阪に1日でも多く滞在して、目の前の1戦1戦を勝ち取りたい。厳しい戦いになると思うが、試合を重ねるごとに力をつけていきたい」。

 先月20日の神奈川大会決勝後、選手は今春の全国選抜大会決勝で敗れた、高校日本代表候補11人を擁する「東福岡」の名前を何度も出した。目指すは頂点のみ-。東の横綱がリベンジに燃えている。