キヤノンが接戦を制し、今季4勝目(7敗)を挙げた。

 同点の後半33分に、ゴール前でFBマイケル・ボンド(29)が近鉄防御網を突破。決勝トライを記録し、敵地に大きなため息が漏れた。フッカー庭井祐輔主将(25)は「たくさんチャンスを作って、点につなげられないのは修正しないといけない。でも、勝てたことが大きな収穫」と胸をなで下ろした。

 一方の近鉄は6連敗となり、2勝9敗と苦しい戦いが続く。プロップ豊田大樹主将(28)は9敗中6敗が7点差以内の惜敗であることを挙げ「勝負どころでスコアできない。そこのミスが原因だと思う」ともどかしさを口にした。