A東京が接戦の末、京都を下し、6連勝で東地区首位を守った。17点差をつけられた京都が、第4Qに猛反撃。残り1分を切り、1点差に迫られたが、最後はギャレットがフリースロー2本を冷静に沈め、A東京が逃げ切った。

 A東京は、3点シュートが21本中3本しか入らず大苦戦。しかし、207センチの日本代表センター、竹内譲次が、攻守でリバウンドを13本も取るなど、冷静な対応で、接戦をものにした。

 竹内は「京都はすごく手堅いバスケットをするとコーチに言われていたから、変に焦らないように、いらいらしないように心がけて試合に臨んだ」と話した。伊藤ヘッドコーチ(HC)は「今日は、京都さんがやりたいバスケットをまんまとやられてしまった。でも、今年のチームのいいところは接戦でも慌てず、試合の中で冷静にできているところ」と、チームの成長を喜んでいた。

 試合では、プロスポーツ界初の香りの演出も行われ、会場を甘いせっけんの香りが包み込んだ。京都の浜口HCは「音と光に加えて匂いという新しい刺激が入ってくると、会場は盛り上がるし選手もパワーをもらえる」と歓迎していた。