つり輪は神本(かもと)雄也(22=日体大)が15・675点で制し、山室光史(27=コナミスポーツ)は3位だった。

 補欠としてリオ五輪に同行した神本が、得意のつり輪で15・675の高得点をマーク。リオ五輪代表でこの種目のスペシャリストである山室を破って初優勝を果たし、「優勝より、目標としてきた光史さんに勝てたことがうれしい」と笑みをこぼした。リオ五輪では直前合宿までチームとともに練習したが、大会中はスタンド観戦。「チームの一員だったことには誇りを持っているが、悔しかったのが一番。来年から代表に入り続けていきたい」と捲土(けんど)重来を期していた。