中地区X2リーグ第1ランクの富士ゼロックス東が、27-7でブルザイズ東京に勝ち、5年ぶりのXリーグ昇格を決めた。ブルザイズ東京は1年で2部に逆戻りとなった。

 富士ゼロックス東は、新人RB広沢(22)が先制とダメ押しのTDランを奪った。先制の第1Q5分53秒は、QBの位置に入ってのワイルドキャットフォーメーションから16ヤード。「法大時代にもやっていたプレーで、うまくはまった」。

 ダメ押しは試合時間残り1分36秒の33ヤード。決まったと思われたRB井岡のTDが反則で取り消しとなった直後、同じ右エンドゾーンに走り込んだ。「最後においしいところを持っていけた」と笑った。

 「新人なのに、いい思いをさせてもらった。Xリーグは、なかなか簡単にいかないと思うが、個人技を磨いて勝てるように頑張る」と広沢は来季を見据えた。

 両チームは昨年12月にはXリーグ昇格決定戦で対戦。X2東地区1位のブルザイズ東京が、同中地区1位の富士ゼロックス東に21-13で逆転勝ちし、4年ぶりのXリーグを昇格を決めたが、今回は富士ゼロックス東が雪辱した。