全日本柔道連盟は19日、来夏の世界選手権(ブダペスト)代表選考の一つである欧州遠征メンバーを発表し、グランドスラム・パリ大会(2月11、12日)にはリオデジャネイロ五輪男子90キロ級金メダルのベイカー茉秋(東海大)を選んだ。五輪後初の実戦となる。

 他には男子60キロ級の高藤直寿(パーク24)、女子は48キロ級の近藤亜美(三井住友海上)と78キロ超級の山部佳苗(ミキハウス)のリオ五輪銅メダリストらを派遣予定。男子66キロ級で19歳の阿部一二三(日体大)、同100キロ級で18歳の飯田健太郎(東京・国士舘高)と期待の若手も名を連ねた。

 グランプリ大会(2月24~26日・デュッセルドルフ=ドイツ)ではリオ五輪男子100キロ超級銀メダルの原沢久喜(日本中央競馬会)、同100キロ級3位の羽賀龍之介(旭化成)らが選ばれた。