全日本ジュニア選手権2位の白岩優奈(15=京都醍醐ク)がまさかのハプニングに陥り、54・30点と出遅れた。

 演技最終盤、片足を持ち上げるスピンを行った際に、下半身のタイツのフックにピンク色の手袋が引っかかった。手袋を取り、再度スピンを続けようと試みたが、手袋が氷上に落下。スピンの失敗のみならず、装飾品の落下で1点のマイナスが付き「自分でもびっくりしました。本当にバカなミスをして、悔しい気持ちです」と肩を落とした。

 演技序盤は快調だった。冒頭はルッツ-トーループの連続3回転を成功。「きれいに決められて『今シーズンで初めてノーミスできるかもしれない』と思った」。順調に演技を進めるも、終盤のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)が回転不足に。そこに、手袋を落とすハプニングが重なった。

 悔しい経験となったが、25日のフリーに向けては「自分が出来ることを100%出し切りたい。なんのアクシデントもなく、笑顔で終わりたい」。世界ジュニア選手権(3月15日開幕、台北)出場に向け、フリーでの巻き返しに気持ちを切り替えた。