SP4位スタートの本田真凜(15=大阪・関大中)がフリー128・59点の合計196・11点でシーズンベストを記録し、今季のジュニア勢最高となる4位に入った。

 2つ目のジャンプだった3回転フリップで回転不足になるも、ミスをその後の演技でカバー。得点が表示されると少し首を傾け「ちゃんとやり切ったら200点いったかなと思った。課題はたくさんあるけれど、今の時点では満足しています」と振り返った。

 今月上旬に行われたジュニアグランプリファイナルは、インフルエンザで直前に棄権。ホテルで過ごした開催地フランスからの帰国後は、病み上がりの状態で約2週間の練習を積み、なんとか間に合わせた。指導する浜田コーチは「真凜は1週間(フランスで)バケーションしてきていたので、先週の休みも『十分休んだんだからやりなさい』と1人だけ練習させました」と冗談を交えながらニッコリ。本田は「来年の全日本は『優勝を狙いたい』と言えるような選手になりたい」と今後の成長を誓った。