東京対決となった男子は全国高校総体覇者の駿台学園が3-1で東亜学園を下し、初優勝を果たした。駿台学園の坂下純也(3年)が最優秀選手に選出された。

 駿台学園は0-1からの第2セットで大胆な策を取った。村山を攻撃の核となるセッター対角からミドルブロッカーへ。精彩を欠いていたエースが、これで調子を取り戻した。第2セット序盤に消極的なプレーでミスをした坂下主将も交代させた。冷静さを取り戻した坂下は第2セット終盤にコートに戻ると、鋭いアタックで引っ張った。「どこのポジションもみんなができるのが強さ」と村山。「(大学など)上で苦労しないように」という監督の指導の成果が大一番で生きた。総合力の高さで初の頂点をつかんだ。