全豪オープン男子シングルスで錦織圭(日清食品)のライバルとなる有力選手が14日、記者会見し、過去5度の準優勝が最高成績の第1シード、アンディ・マリー(英国)は「優勝へかなりいい位置にいると思う。勝つチャンスはある」と初制覇へ自信を示した。

 順当に勝ち進むとA・マリーは錦織と準々決勝で対戦する。昨年11月に初めて世界ランキング1位となって迎える4大大会に「正直、気持ちはいつもと変わらない。厳しい鍛錬を続けていかないといけない」と話した。前哨戦のカタール・オープン決勝でA・マリーに勝ち、全豪で3連覇を狙う第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は「(カタールで)多く試合ができて、メルボルンに来られた。すごく楽しみ」と意気込んだ。

 昨年6~7月のウィンブルドン選手権後に長期休養した元世界1位のロジャー・フェデラー(スイス)は実戦復帰したばかりで、錦織と4回戦で当たる可能性がある。「できる限りの厳しい練習を積んできた。準備はできている」と待ち切れない様子だった。