リオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(24=旭化成)が16日、大阪市内で関西スポーツ賞授賞式に出席した。

 天理大を拠点として活躍する大野は、個人の部で授賞した。昨年は2月のグランプリ大会(ドイツ・デュッセルドルフ)、4月の全日本選抜体重別選手権大会(福岡)、8月のリオ五輪をそれぞれ優勝。「1年に負けが1回もないのは初めて。パーフェクト」と満足げに振り返った。

 目標は東京五輪での2連覇だ。今年は「実業団の団体戦や無差別級、海外修行などを考えている。いろいろなことを経験して精神的に強くなりたい」と話した。さらに、柔道をもっとメジャーにするために尽力するという。「柔道の魅力や醍醐味(だいごみ)を伝えるには畳の上で一本を取ること。それを追求していきたい」と意気込みを語った。