19日に開幕まで1カ月となる札幌冬季アジア大会に向け、アジア・オリンピック評議会(OCA)のアハマド会長は18日、談話を発表し「札幌はアジアの冬季競技において先駆的な役割を果たしてきた。選手や観客にとって最高の大会になると確信している」と期待感を示した。

 札幌では1972年に冬季五輪が開催され、86、90年には第1回と第2回のアジア大会が行われた。会長は豊富な開催実績に信頼を寄せ「72年冬季五輪のレガシー(遺産)が競技会場として今大会でも使用される」と既存施設を活用する意義も強調した。

 今大会には冬季競技とはなじみが薄い中東や東南アジアの選手たちも出場する。「彼らの参加が大会に価値を加え、アジアの真の多様性や結束を映し出すことになる」と歓迎した。