秋田ノーザンハピネッツの新戦力が、鮮烈デビューした。16日に契約したばかりのイバン・ラベネル(27)が18得点の活躍で、北海道に80-58と快勝。チームは17年初戦でホームの連敗を6で止め、東地区最下位を脱出して4位に浮上した。

 長谷川誠ヘッドコーチ(45)は「インサイド中心に攻めたのが良かったと思う」と話した。そのインサイドの中心となったのが、途中から出場したラベネルだ。両チーム最多22得点の田口成浩主将(26)に次ぐ得点の多くは、ゴール下から攻めた。試合終了寸前には豪快なダンクシュートも沈めた。チーム最多タイの3アシストと周囲も生かし、出場22分で存在感を見せつけた。

 この試合のMIPも獲得し「これからの後半戦をすごく楽しみにしている」と声を弾ませた。ケビン・パルマー(29)が契約解除され、入れ替わりで加入。昨季bjリーグ王者の琉球でプレーし、ファイナルズMVPに輝いた実績を持つ。秋田はレギュラーシーズン60試合の半分、30試合を消化して8勝22敗。巻き返しへ頼もしい助っ人が現れた。