知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス」(SO)夏季国内大会の開催記者会見が19日、名古屋市内で開かれ、来年9月22~24日に愛知県各地で行われることが発表された。19年にアラブ首長国連邦のアブダビで開催される世界大会選考も兼ねる。

 夏季の国内大会は7度目で愛知では初めて開かれる。水泳、陸上など10競技が決まっており、今後増える見込み。名古屋市、豊田市、刈谷市での開催を予定している。

 SOは性別、年齢、競技能力によって組分けされて競技し、全員が表彰されるのが特徴。1992年バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリストで大会会長を務める有森裕子さんは「SOはまだまだ活動が知られていない。開催するにあたり、愛知県を発信の地としていきたい」と話した。

 大会は五輪、パラリンピック同様、世界大会が4年に1度開かれ、今年3月にオーストリアで冬季世界大会が行われる。