伊藤有希(土屋ホーム)が今季2勝目を挙げた。

 伊藤が89・5メートル、94・0メートルの合計213・6点で1回目の3位から逆転し、W杯2勝目を挙げた。2位のイタリア選手とわずか0・3点差に「幸運だった。今日はビブスが39番でサンキューということで。感謝の気持ちを伝えたい」。箱根駅伝3連覇を飾った青学大・原監督の「サンキュー大作戦」ばりに感謝の言葉を並べた。

 14日の札幌大会はW杯77戦目で初優勝。翌15日の同大会2位を挟み、また勝利。W杯初出場から初Vまで約5年かかった苦労人が、わずか6日後に2勝目。「(6日後のVは)想像してないですね。日本開催で、いつも応援してくれる方々に恩返しするには成績しかないので」と最後もサンキューの気持ちを口にした。