東地区2位の福島ファイヤーボンズが今季初の3桁失点、今季最大の38点差で西地区3位の広島に連敗した。森山知広ヘッドコーチ(HC、33)は「ターンオーバー(マイボールを失うこと)から失点して、オフェンスでも足が止まった」と敗因を分析。30試合を終えて、勝率8割とB2(2部)最高に並ぶ広島の高さと速さに屈した。

 前日21日に地区首位を群馬に明け渡した。レギュラーシーズン60試合の半分を消化して20勝10敗。森山HCは「25勝5敗でいけた。延長戦とか取りこぼしがある。チームの成熟度が小さい」と厳しく評価した。ただ裏を返せば発展途上の分、後半戦に伸びしろを残す。

 1試合平均得点78・7は地区NO・1と攻撃力がある。広島との2連戦を、中心選手の友利健哉(32)は「東地区にはいないようなチーム。いい経験になった。ステップアップするのに、いい期間なのかも」と、今後へのプラスに捉えた。