リオ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤理絵(28=Jaked)が30日、都内で日本水連の表彰式に出席し、保留している自身の去就について「ハーフハーフハーフです」と浅田真央の名言を使って表現した。

 五輪以降、競技への強い意欲がわかず、現役続行するかどうか思い悩んできた。前日、同じ種目の渡辺一平(19=早大)が世界新記録を樹立したことに「鳥肌が立った」と感動したが「自分のこと、と置きかえることはできなかった」。再びやる気を起こすきっかけはとの質問には「それが分かればいいんですけど…」と言葉を濁した。

 2月中旬から約1カ月間米国での高地合宿に参加する。「そこでどういう風に気持ちが変わるか」。その後に、あらためて去就を判断する予定だ。