Bリーグ1部(B1)東地区の仙台に、侍スタイルの外国人がやって来た。

 8日、米国出身の新外国人グレッグ・マンガーノ(27)が仙台市内でのチーム練習に合流した。頭頂部で髪を結い、ちょんまげに似たヘアスタイルで約2時間汗を流した。「昨年末に、この形に変えた。長い髪でやったことがないので」と説明し「侍の髪形は以前から知っていた。日本に来たことでマッチすれば」と笑顔でPRした。

 マンガーノは208センチ、109キロのパワーフォワード。12年から欧州のクラブを渡り歩き、今季はUAE(アラブ首長国連邦)のアル・ナスル・ドバイでプレーしていたが、チームの編成事情などで1月に退団。日本でプレーするのは初めてだ。

 前日7日に成田空港到着後は、さけ茶漬けを平らげた。この日の朝食は、チームメートのチリジ・ネパウエ(27)と一緒にカツ丼を食べた。「すしは大好きです。新しいものにトライすることが好きなんで」と早速、日本食を堪能した。

 長身を生かしたインサイドのプレーだけでなく、アウトサイドからシュートを打てる器用さがある。米エール大を卒業し、スペイン語も話せる知的プレーヤー。地区最下位の6位と低迷する間橋健生ヘッドコーチ(45)は「物覚えが早い。気の利く選手だと思う」と、チーム浮上へ大きな期待をかけた。