フィギュアスケート世界ジュニア選手権(3月15日開幕、台北)で2連覇を目指す本田真凜(15=大阪・関大中)が12日、地元のファンを魅了した。

 練習拠点の関大たかつきアイスアリーナ(大阪・高槻市)で「高槻市民ウインタースポーツデイ」に参加。同アリーナを練習で使用する選手が集うもので、兄太一(18=大阪・関大高)、妹で女優の望結(みゆ、12)、紗来(さら、9=いずれも京都醍醐ク)らとエキシビションを披露した。

 イベントの募集人数は200組400人。同市によると約2倍となる390組780人からの応募があったという。この日集った当選者を前に、真凜は今季のショートプログラム曲「スマイル」に乗って演技。ジャンプを全て成功させた滑りに、スタンドから大きな拍手が送られた。

 フィナーレでは今季限りで現役引退する上野沙耶(22=関大)が「このような素晴らしい環境でできるのは、温かいご支援をいただいている高槻市民のみなさんのおかげです」とあいさつ。閉会後も出演者で集合写真に納まるなど、笑顔が絶えない時間となった。