女子日本代表「スマイルジャパン」が、平昌五輪の日本勢出場第1号となった。世界ランク7位の日本は3-1で同8位のドイツを下し、勝ち点9で1位突破を決め、2大会連続3度目の出場権を獲得した。

 メダルを目標に掲げる日本だが、その道は険しい。五輪は1次リーグ、決勝トーナメント方式だが、一般的なシステムではなく実力のある上位国に有利な変則方式。世界ランク下位4カ国が争うB組で2位以内に入ることで、ようやくA組への挑戦権が得られる。

 五輪未勝利の日本だが、世界ランク下位の開催国・韓国からは確実に勝利したいところ。さらにスウェーデンか最終予選C組突破国(スイスかチェコ)を破れば、準々決勝進出が見えてくる。ただし、ここからは難敵だ。A組下位国(3、4位)に勝っても、準決勝で対戦が予想されるのは圧倒的な実力の米国かカナダ。メダル獲得には「2強」に勝つか、3位決定戦で再び上位国を破る必要がある。

 ◆平昌五輪組分け すでに1次リーグの組み合わせは決定済み。出場8カ国を世界ランク上位(A組)と下位(B組)に分け、日本はB組に入る。A組は五輪と世界選手権全22大会で優勝14回のカナダと8回の米国が圧倒的な実力。世界選手権過去3大会連続で3位決定戦を争うフィンランドとロシアが続く。