サーフィンに金メダル候補が出現! プロサーファー五十嵐カノア(19)が、日本代表として20年東京五輪を目指す考えを明かした。14日、横浜市内でイベントに参加。日本人の両親を持ち、米国生まれの19歳は「日本代表として進もうと考えてます」と発言。最高峰のワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)に日本で唯一参戦し、準優勝の経験がある「サーフィン界のK」が追加種目として採用される東京での金に向けて動きだした。

 ◆日本サーフィン界の現状 昨年8月に公募によって日本代表の愛称が「波乗りジャパン」に決定。今月9日には17年度の強化指定選手男女計81人を選出し、3月18~20日には強化指定合宿を行う。今年9月には、宮崎で「東京五輪前哨戦」となる世界ジュニア選手権を開催する。五輪競技としての普及も急ぐ。

 東京五輪で主力となるジュニア層は、世界でも結果を残しつつある。一昨年には18歳の大原洋人がWCT選手も参加したUSオープンで優勝。昨年の世界ジュニアでは国別順位で過去最高の4位に入った。WCT入り目前の選手も少なくない日本勢。乗り慣れた千葉の波で、一気にメダルに絡む可能性も十分にある。