ジャンプの男女を通じて歴代最多の通算53勝達成が懸かった高梨沙羅(クラレ)は1回目に97・5メートルで首位に立ったが、2回目は94メートルにとどまり、合計224・9点で2位だった。

 高梨は男子のグレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)に並ぶ大記録到達は持ち越しとなったものの、2試合を残して2季連続4度目の個人総合優勝を確定。複合で3度頂点に立った荻原健司を抜いてスキーの日本勢単独最多となった。伊藤有希(土屋ホーム)が2回目に101・5メートルを飛んで1回目の2位から逆転し、234・4点で今季、通算とも4勝目を挙げた。

 勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)が今季自己最高の6位に入り、岩渕香里(北野建設)は9位だった。