男子SPで、14年ソチ五輪金メダルの羽生結弦(22=ANA)が、97・04点で3位発進した。ミスはあったが、冒頭の4回転ループは自己最高の出来栄え点で演技構成点もトップと、2カ月ぶりの実戦で変わらぬ強さをみせた。米国の17歳ネーサン・チェンが国際スケート連盟(ISU)公認大会で史上3人目の100点超えとなる103・12点で首位。宇野昌磨(19)も同4人目の100・28点で2位と、平昌五輪に向けた戦いが過熱してきた。

 ◆フィギュアスケート4大陸選手権 国際スケート連盟が主催して99年に創設された米、オセアニア、アジア、アフリカの4大陸の選手による大会。毎年1月か2月に開催されるが、強豪ロシアは欧州のため参加しない。日本は過去に女子シングルで10度優勝。6度優勝の男子シングルは、14年の無良崇人以来の頂点を目指す。羽生は11、13年に2位、宇野は15年5位、16年4位。