東地区最下位の仙台89ERSが、今季最多の95点を挙げて連敗を6、ホームでの連敗を13で止めた。

 前日17日の第1戦で102失点したディフェンスを猛省。体を当てたり、寄せるなどの激しい守備からリズムをつかんで、攻撃に転じた。ウェンデル・ホワイト(32)の両チーム最多の27得点を筆頭に、4人が2桁得点をマークした。間橋健生ヘッドコーチ(HC、45)は「昨日の負けがいい薬になった。選手が100%力を出した。いいゲームだったと思う」と褒めちぎった。

 ホームでの勝利は、昨年10月23日の秋田戦以来、実に118日ぶり。間橋HCが「久しく忘れていた」と言えば、主将の志村雄彦(34)は「ホームのみなさんと勝ちを共有できた」と喜んだ。

 この第2戦を落とし、勝率下位4チームで争われる残留プレーオフ圏17位の富山が勝てば、仙台は東地区どころか、B1の18チームで最下位に転落する危機を迎えていた。殊勲のホワイトは「勝利への執念をプレーで示したかった。非常にアグレッシブにできた」と声を弾ませた。