2024年夏季五輪開催を目指して立候補していたハンガリーの首都ブダペストが招致を断念すると22日、同国政府が発表した。地元メディアなどによると、国内で反対派の動きが加速したことを受けての決定。相次ぐ候補都市の撤退で、パリとロサンゼルスの2都市だけが争う異例の展開となった。

 開催都市は9月の国際オリンピック委員会(IOC)総会(リマ)で決まる。

 24年五輪招致を巡っては、ドイツのハンブルクが住民投票で脱落し、ローマも財政難を理由に撤退。ロサンゼルスも、当初名乗りを上げたボストンが市民の反発で撤退に追い込まれ、代わりに立候補した。