集団で一斉にスタートする女子マススタートで、高木美帆(22=日体大)が8分21秒81で金メダルを獲得した。

 1500、3000メートルに続く3冠。1000メートルの銀を含め、今大会4個目のメダルとなった。2位は3周目から高木美と一緒に逃げた佐藤綾乃(20=高崎健康福祉大)が8分21秒88で銀メダルを得た。2週前の世界距離別選手権金メダルの金ボルム(韓国)のガード役となった高木菜那(24=日本電産サンキョー)は4位だった。

 平昌五輪会場で行われた世界距離別選手権では、妹美帆が転倒しながらアシストする中で、姉菜那が銀メダルを獲得。この日は逆に姉の支えで妹美帆が金メダルを奪取した。

 「私だけでなく(佐藤と菜那の)2人の力があっての金メダル」と、美帆は感謝するように言った。菜那は「いつも妹に助けられているから、今日は作戦どおりできて良かった」と妹の金メダルをサポートできたことに意義を見いだした。